ミノキシジル内服薬の副作用についてわかりやすく解説

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ミノタブ副作用について心配している男女

薄毛に悩む男性・女性の強い味方「ミノキシジル発毛剤」には外用薬内服薬があります。

外用薬の「リアップ」や「スカルプD」などは皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれませんね。CMでも頻繁に目にしますし、薬局でも購入することができます。

しかし一方の内服薬「ミノキシジルタブレット」、通称「ミノタブ」と呼ばれる錠剤はあまり身近な存在ではないかもしれません。

その上、調べてみると「重篤な副作用」という記載があって驚いてしまった、という方も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事ではミノキシジルタブレットを服用した場合に出る可能性がある副作用について詳しく説明していきます。

安心してミノキシジルをAGA治療に役立てる面でどうぞお役立てください。

ミノキシジルタブレットで出る可能性のある副作用

まず、ミノキシジルタブレットを服用した場合の副作用候補をひととおり見ていきましょう。

以下はファイザー社から販売されているミノキシジル内服薬「ロニテン」の添付文書に記載されている副作用と、「ミノキシジルタブレット」を治療法として挙げているAGAクリニックから集めた内容です。

ミノキシジル内服薬の副作用:

  • 心拍数の増加や狭心症、動悸、不整脈、心不全
  • 心膜炎や心タンポナーデ
  • 息切れや呼吸困難
  • めまいや失神
  • むくみ、急激な体重増加
  • 吐き気、腹痛
  • 皮膚の発疹
  • 多毛症

参考:
LONITEN- minoxidil tablet  Pharmacia and Upjohn Company LLC
PRODUCT MONOGRAPH PrLONITEN® (Minoxidil Tablets USP)
AGA治療の副作用と治療薬について|AGA・薄毛治療の【聖心毛髪再生外来】

ミノキシジル内服薬である「ミノキシジルタブレット」では、外用薬の「リアップ」や「スカルプD」と副作用の出方が多少異なります。

「リアップ」の添付文書に記載されている副作用についてはこのようになっています。

ミノキシジル外用薬の副作用:

  • 頭皮の発疹・発赤
  • かゆみ
  • かぶれ
  • ふけ
  • 使用部位の熱感
  • 頭痛
  • 気が遠くなる
  • めまい
  • 胸の痛み
  • 心拍が速くなる
  • 原因のわからない急激な体重増加
  • 手足のむくみ

参考:
リアップX5プラス|大正製薬株式会社

見比べてみると、内服薬の方が心臓などに影響が強く、外用薬の方は肌に表れる影響が強いことがわかりますね。

かゆみやかぶれ、ふけ、使用部位の熱感などは内服薬である「ミノキシジルタブレット」に表れないことは当然といえます。

しかし、気になるのは内服薬の副作用に心拍数の増加や狭心症、心不全、さらには呼吸困難や失神、といった症状が含まれていることです。

内服薬と外用薬の副作用の違い:

  • 内服薬 ・・・ 心不全、呼吸困難、失神など
  • 外用薬 ・・・ かゆみ、かぶれ、フケなど

いくら効果が高くても、重篤な副作用が出る可能性があるのでは安心して使うことはできません。

特に、心臓に副作用、と聞くと恐怖を感じる方が多いのではないでしょうか。心臓なんてどうしても命に関わるような事態を思い浮かべてしまいますよね。

それでも、「ミノキシジルタブレット」の発毛・育毛効果が高いことは確かです。薄毛に深刻な悩みを抱えているほど、切実に使いたい、と思っている方も多いはず。

そんな方が正しい知識で使用するかどうかを判断できるように、「ミノキシジルタブレット」の副作用について詳しく説明していきます。

ミノキシジルタブレットの副作用の症状と確率

それでは、「ミノキシジルタブレット」の中でも代表的な「ロニテン」の添付文書を元に副作用の症状を見ていきましょう。

詳しくは後で触れますが、「ミノキシジルタブレット」はもともと降圧剤として開発された、心臓病の方や高血圧の方向けの血管拡張薬です。

ミノキシジルの血管拡張作用

そのため、副作用にも血圧に関係するものや、心臓に影響するものが多くなっています。

心拍数の増加や狭心症、動悸、不整脈、心不全

「ロニテン」などの「ミノキシジルタブレット」は、もともと血圧を下げる降圧剤として開発されたことは前述させていただきましたね。

降圧剤は血管を拡げることで血圧を下げるので、血液を送り出す心臓は拡張された血管に十分な血液を送り出そうとします。

より多くの血液を送り出そうとすれば、それだけ心臓にかかる負担は大きくなります。そのため、狭心症や動悸、不整脈、心不全などを引き起こす可能性が考えられています。

心タンポナーデ

「ミノキシジルタブレット」の副作用として、心タンポナーデという症状も挙げられます。

この症状は心臓の周りを囲んでいる心嚢という袋の液が増加し、心臓が動きにくくなるものです。

心タンポナーデ出典:https://www.saiseikai.or.jp/

心タンポナーデの副作用は腎機能に障害を持つ患者のうち3%で確認されており、心膜疾患の可能性がある方は事前に心エコー検査を実施することが推奨されています。

腎臓や心臓に持病がある方は事前にしっかりと医師に相談しておきましょう。

息切れや呼吸困難

心臓に関係する副作用として動悸や心不全を挙げましたが、これらの症状の中に息切れや呼吸困難も存在します。

ミノキシジルには血圧を下げる作用があるため、低血圧になることで息切れが起こりやすくなります。

特に、心不全は心臓の機能が低下して血液をうまく送り出せなくなっている状態です。心不全が悪化すれば少し動くだけでも呼吸が苦しくなったりするケースも出てきます。

「ミノキシジルタブレット」を使い始めてからなんだか息切れしやすくなった、という場合は医師に相談するようにしてください。

めまいや失神

血圧の低下により、めまいも起こる可能性があります。

血圧が低くなり過ぎると脳への血流量が減り、脳が酸欠状態になってしまいます。脳が酸欠状態だと平衡中枢が不安定になり、めまいを起こしやすくなるわけです。

失神は短時間の血圧低下によって心臓から脳へと送る血液の量が少なくなり、脳全体が酸素不足になることで意識を失う症状です。

めまい、失神のいずれもミノキシジルの血圧を下げる作用によって起こる可能性のある副作用ということですね。

むくみ、急激な体重増加

「ミノキシジルタブレット」の作用で血管が拡がると、血流は弱くなります。

すると、細胞の余分な水分や老廃物がスムーズに排出されにくくなり、むくみの原因となってしまうことがあります。

また、むくみは腎臓や心臓の機能低下で表れることもあります。その場合、むくみが腎不全や心不全の症状である可能性も考えられるため、軽視はできません。

「ミノキシジルタブレット」を飲み始めてむくみや急激な体重の増加を感じた時はすぐに医師に相談しましょう。

頭痛、吐き気

低血圧の症状として、頭痛や吐き気があります。

これらの症状も、血圧が下がって血流が不足することで起こるものです。

脳への血流が不足すると頭痛が引き起こされますし、胃腸への血流が不足した場合は胃もたれや吐き気の原因にもなります。

皮膚の発疹

ミノキシジルタブレットの副作用で、過敏症として皮膚の発疹が現れることがあります。

発疹は「ミノキシジルタブレット」に含まれる成分に対するアレルギー症状と考えられており、食べ物と食べ合わせとの関係も考えられています。

可能性はごく低く、1%未満とされているのですが、もし発疹が出たらすぐに使用を中止して医師に相談しましょう。

発疹を無視して服用を続けてしまうと発疹が悪化したり、スティーヴンス・ジョンション病などのさらに重篤な病気にかかるリスクを上げる原因にもなりかねません。

多毛症

「ミノキシジルタブレット」の「副作用」として多毛症があることを意外に思う方もいるかもしれませんね。

先にもお話ししたように「ミノキシジルタブレット」は本来は血圧を下げるために使用する降圧剤です。

たまたま、副作用として発毛・育毛効果が発見されたことから発毛・育毛剤としても注目されるようになったという経緯があります。

なので、ここで挙げている「多毛症」は副作用として記載はされているものの、薄毛に悩む方にとっては本来の目的に近い症状といえます。

その効果は非常に高く、「ロニテン」の添付文書を見ると服用した方のうち10人中8人、実に80%以上の方に症状が表れたとされています。

Point

  • 「ロニテン」の使用で80%以上の方に増毛等の効果が見られた

症状が出たのは「ロニテン」による治療の開始から3~6週間後で、髪や眉毛の間、背中、腕、脚などに体毛の増加や色が濃くなるといった症状が見られたそうです。

ただし、「ミノキシジルタブレット」による育毛・発毛効果は永久的、もしくは恒久的なものではありません。

「ロニテン」の添付文書を見ると、副作用によって増えた毛は「ロニテン」の使用をやめてから1~6ヶ月以内にはおさまっていくとされています。

The extra hair is not permanent, it disappears within 1 to 6 months of stopping LONITEN.

参考:

LONITEN- minoxidil tablet  Pharmacia and Upjohn Company LLC
PRODUCT MONOGRAPH PrLONITEN® (Minoxidil Tablets USP)

「ミノキシジルタブレット」を使用するには

「ロニテン」の添付文書から「ミノキシジルタブレット」、通称「ミノタブ」と呼ばれるミノキシジル内服薬の副作用について見てきました。

これまでに見てきた副作用の種類や症状からわかるように、「ミノキシジルタブレット」は心臓をはじめとして身体に重篤な副作用をもたらす可能性があります。

そのため、服用することで発生する副作用の危険性の高さから日本では「ミノキシジルタブレット」の製造販売が認可されていない状況です。

Point

  • 「ミノキシジルタブレット」は国内での製造販売が禁止されている

つまり、国内の薬局やドラッグストアで「ミノキシジルタブレット」を購入することはできない、ということなんですね。

それではどうやって「ミノキシジルタブレット」を使用するのかというと、日本国内では条件を満たした範囲内での医師による処方は可能となっています。AGA治療を扱っているクリニックが海外から「ミノキシジルタブレット」を輸入し、医師が診断後に適切であると判断した場合には処方してもらうことができるようになっています。

「ミノキシジルタブレット」を使用する時の注意点

ただし、何度も指摘していますように「ミノキシジルタブレット」は本来、発毛・育毛効果を目的として作られた薬ではありません。

もともとは血管を拡げて血圧を下げる「降圧剤」であり、アメリカのアップジョン社で「ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤」として開発されました。

多毛症の項目で触れたように80%以上の方に体毛増加などの効果が見られたという結果もあることは確かです。しかし、こうした発毛・育毛効果はあくまでも副作用であって本来意図した作用ではないんですね。

そのため、「ロニテン」の添付文書にもしっかりと以下の記述があります。

11. Unapproved Use

Use of LONITEN Tablets, in any formulation, to promote hair growth is not an approved indication.

英語なのでわかりにくいですが、簡単にいうと「ロニテン錠は育毛促進のための使用は承認されていない」ということです。

「ミノキシジルタブレット」を製造・販売している会社が「ロニテン」は発毛・育毛のために使用する薬ではない、と明言しているんですね。

薄毛改善を目的として「ミノキシジルタブレット」を使用したい場合、そもそも「ミノキシジルタブレット」が育毛・発毛効果を得るために開発されたものではないこと、日本国内では副作用の危険性から製造販売が許可されていないことをよく確認しておきましょう。

本来の目的と異なる使い方をして副作用が出てしまう可能性は見過ごせないはずです。

参考:

LONITEN- minoxidil tablet  Pharmacia and Upjohn Company LLC

「ミノキシジルタブレット」を安全に使用するために

先ほども説明した通り、「ミノキシジルタブレット」は医師の処方があれば日本でも使用することが可能です。

個人輸入も不可能ではないですが、様々な副作用が発生する可能性があること、特に心臓に重篤な副作用が出る可能性があるため、個人で購入して使用することはおすすめできません。

心臓に持病がある方、治療中の方は動脈圧の低下で心筋への血流がさらに制限される可能性があるため、必ず使用前に医師に相談してください。

腎臓に持病があったり、透析中の方も投与量を少なくする必要があります。でないと、腎不全がさらに悪化したり、心不全の発症につながる危険性があります。

また、妊娠中の女性や授乳中の女性が使用することも推奨されていません。これは乳児がミノキシジルを吸収することで副作用が発生し、子供の健康や発育に悪い影響を与える可能性があるためです。

使用時に注意が必要な方:

  • 心臓に持病がある・治療中の方
  • 腎臓に持病がある・治療中・透析中の方
  • 妊娠中の女性・授乳中の女性

適切な服用量は人によって異なり、自分だけで判断してしまうと思わぬ事故にもつながりかねません。副作用のある薬だからこそ、慎重に行動しましょう。

「ミノキシジルタブレット」で育毛・発毛を行いたい方は、安全に薄毛治療を行うためにも必ず専門のAGAクリニックで相談をして処方してもらってください。

【ミノキシジル取扱い病院】
 病院名 場所 プロペシア
1ヶ月分料金
ミノキシジル
1ヶ月分料金
AGAスキンクリニック 全国 初回4200円 14000円〜
(フィナステリド含)
7000円
AGAヘアクリニック 秋葉原 7500円 10000円〜
湘南美容クリニック 全国 初回4200円 12800円〜
(サプリ・フィナステリド含)
6500円
ヘアメディカル 東京・大阪・名古屋・福岡 6500円 27000円〜
(サプリ・フィナステリド含)
イースト駅前クリニック 全国13院 5950円 8200円〜

※ 価格は変動するため最終確認はご自身でお願い致します。
※ 全て税込表示。イースト駅前クリニックは新宿院の値段です。

日本のガイドラインでは外用薬が推奨されている

そして覚えておかなければならないのが、日本皮膚科学会が策定したAGAの診療ガイドラインではミノキシジルを外用薬として使うか、内服薬として使うかで推奨度が大きく異なっているということです。

「リアップ」や「スカルプD」などのミノキシジル外用薬は、AGAガイドラインで「推奨度A」の「行うよう強く勧める」の評価です。

しかし、その一方でミノキシジル内服薬は「推奨度D」。「行うべきでない」に分類されているんですね。

ミノキシジルの推奨度:

  • 外用薬(「リアップ」など) ・・・ 推奨度A:行うよう強く勧める
  • 内服薬(「ミノキシジルタブレット」) ・・・ 推奨度D:行うべきでない

外用薬よりも内服薬の方が効果が出やすい、効きやすい、という意見も目にします。しかし、副作用に関してはミノキシジル外用薬の方が安全性は高いと言えますし、内服薬よりも外用薬が推奨されている、ということは覚えておいて損はないでしょう。

どうしてもミノキシジル内服薬で治療を行いたいなら、事前に副作用を確認しておくこと、医師に相談することが絶対に必要です。

個人輸入で使用していると安全な発毛・育毛がしにくく、危険な副作用が発生する可能性が高くなってしまいます。

そして、「ミノキシジルタブレット」を使用して少しでも身体に異変を感じた場合には、すぐに使用を中止して医師に相談してください。

早く薄毛をどうにかしたい、と焦る気持ちはよくわかりますが、副作用で重篤な症状が出てしまってからでは他の治療法を試すこともできなくなるかもしれません。

以下の表内で紹介されているクリニックであれば、専門医とのカウンセリングを通してミノキシジルの適切な用法について相談することができます。

まずは自分の健康を第一に考えて、外用薬を使うか内服薬を使うかをよく吟味してみられるようお勧めします。

ミノキシジルM字ハゲ治療症例

[治療内容]ヘアメディカルの発毛治療症例
[治療費用]15000〜32,000円以内(税別)
[副作用]頭皮のかゆみ、性欲減退、肝機能障害などの可能性

 

【ミノキシジル内服薬取扱い病院】
 病院名 場所 プロペシア
1ヶ月分料金
ミノキシジル
1ヶ月分料金
AGAスキンクリニック 全国 初回4200円 14000円〜
(フィナステリド含)
7000円
AGAヘアクリニック 秋葉原 7500円 10000円〜
湘南美容クリニック 全国 初回4200円 12800円〜
(サプリ・フィナステリド含)
6500円
ヘアメディカル 東京・大阪・名古屋・福岡 6500円 27000円〜
(サプリ・フィナステリド含)
イースト駅前クリニック 全国13院 5950円 8200円〜

※ 価格は変動するため最終確認はご自身でお願い致します。
※ 全て税込表示。イースト駅前クリニックは新宿院の値段です。

>ミノキシジルの効果・副作用まとめ<

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