ミノキシジルの副作用で【かゆみ】が出る原因と対策

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ミノキシジルの副作用が出て頭がかゆい男性

「ミノキシジル」は薄毛に悩む方なら誰しも一度は使用を考える成分ですよね。

育毛・発毛効果が日本で唯一、医学的に証明されている成分であることから、様々な育毛剤にも配合されています。

代表的なものだと、大正製薬から販売されている「リアップ」。実際に使用してみたことがある、という方も多いと思います。

ですが、ミノキシジルを配合した育毛剤を使用している方の中には、こんな悩みをお持ちの方もおられるのではないでしょうか。

「ミノキシジル外用薬を使うようになってから、頭がかゆい・・・」

このかゆみがミノキシジルによる副作用なのか、とても気になりますよね。もし重篤な症状につながる副作用だったら、と不安に思うこともあるでしょう。

ミノキシジル外用薬を使用した場合、副作用としてかゆみが出る可能性は確かにあります。

しかし、原因は様々でそれぞれ対処法も異なります。そこで、副作用としてかゆみが出た時はどんな対処をすべきなのかについて詳しく説明していきます。

ミノキシジルの副作用にはかゆみがあるのか?

冒頭でも述べた通り、ミノキシジルは日本で唯一医学的に効果が証明された成分です。

日本皮膚科学会が策定したAGAの診療ガイドラインでも、ミノキシジルを含む外用薬がAGA治療薬として推奨されています。

CMなどで頻繁に目にする大正製薬の「リアップ」やアンファーの「スカルプD」など、有名な発毛剤にミノキシジルが配合されていることも多いのです。

多くの人が愛用している製品に使用されているということは、それだけ高い効果が認められている証拠ですね。

ただ、これらの製品はいずれも「第一類医薬品」に分類されています。

第一類医薬品:

  • 一般用医薬品として使用実績が少ないもの
  • 副作用・飲み合わせなどで安全性上特に注意が必要なもの

「第一類医薬品」には、医薬品の分類の中でも最も取り扱いに注意が必要な製品が該当します。

効果の高い医薬品は同時に副作用にも気をつけなければいけませんし、だからこそしっかりと説明を受けることが義務付けられているのです。

そのため、店頭で「第一類医薬品」を購入したい場合は薬剤師から効果や効能、使用上の注意、副作用などの説明を受けなければいけません。

すでに使用中の方は確認済みだと思いますが、あらためて「リアップ」と「スカルプD」の添付文書にある副作用の説明を引用して確認してみましょう。

いずれの製品の添付文書にも、副作用はこのように記載されています。

ミノキシジルの副作用:

  • 頭皮の発疹・発赤
  • かゆみ
  • かぶれ
  • ふけ
  • 使用部位の熱感
  • 頭痛
  • 気が遠くなる
  • めまい
  • 胸の痛み
  • 心拍が速くなる
  • 原因のわからない急激な体重増加
  • 手足のむくみ

参考:
リアップX5|大正製薬
スカルプD メディカルミノキ5|スカルプD公式サイト|アンファーストア

添付文書に記載されている副作用には確かに「かゆみ」が含まれていますね。

ミノキシジルを含む発毛剤を使った場合、副作用としてかゆみが出る可能性があることは販売元から示唆されているのです。

かゆみはミノキシジル外用薬で最も表れやすい副作用

「リアップ」などのミノキシジル外用薬を使用した場合、いくつかの共通する副作用があることを挙げました。

ミノキシジル外用薬の副作用の中でも、かゆみは最も表れやすい症状といわれています。

ただし、基本的にミノキシジル外用薬を使用することで副作用が出る可能性は副作用全て合わせても10%未満といわれています。

「リアップX5」の製造販売後調査報告書によると、副作用の発生確率は8.82%、大正製薬のホームページに掲載されている副作用発現率は8%です。

副作用の発生確率:

  • ミノキシジル外用薬 ・・・ 10%未満
  • 「リアップX5」 ・・・ 8.82%(製造販売後調査報告書)

そして、副作用が出たとしても命に関わるような重篤な症状になることはほぼありません。

調査報告書に記載された8%のうち、主な副作用として挙げられるのは湿疹2%、毛のう炎2%、接触皮膚炎2%です。添付文書にあるような頭痛や胸の痛みなどが表れる確率は非常に低く、調査報告書ではこれらの症状とミノキシジルとの関連性は認められていません。

かゆみが最も表れやすい副作用といっても、もともと副作用が8%と出にくいミノキシジル外用薬においての話です。実際の発症可能性は非常に低い、といえるでしょう。

参考:

なぜミノキシジルの使用でかゆみが出るのか?

それでは、なぜミノキシジルを配合した育毛剤を使うとかゆみが出るのでしょうか。

どんなに副作用が起こる可能性が低くても、原因や症状の程度がわかっていなければ安心などできませんよね。

それでも、効果の高いミノキシジル外用薬は是非使いたい。そんなジレンマに陥っている皆さんのために、不安を解消していきたいと思います。

副作用にかゆみが出る原因として考えられる理由は、主に「血流改善」「アレルギー」「使用方法と使用頻度」の3つです。それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

ミノキシジル外用薬でかゆみが出る理由①血流改善

少し意外かもしれませんが、ミノキシジルはもともと育毛・発毛を目的として開発された成分ではありません。

1979年、アメリカのアップジョン社によってジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤として開発され、血管を拡張し血圧を下げる「降圧剤」として承認されました。ですが、薬の臨床試験で増毛の副作用が認められたことで、育毛・発毛に効果のある成分として注目を浴びたのです。

Point:

  • ミノキシジルはもともと血圧を下げる薬として開発された「降圧剤」

「副作用」、というと身体に悪い効果ばかりを思い浮かべがちですが、医学的な定義では「本来意図していなかった効果」を副作用と呼びます。

なので、ミノキシジルは言わば嬉しい誤算として見つかった育毛・発毛効果のある成分だったんですね。

そういった経緯があるため、ミノキシジル外用薬を使用した場合には降圧剤としての効果が発揮され血流改善が起こる場合があります。

血流改善による「かゆみ」は育毛・発毛がうまくいっているサイン

血流や血圧、と聞くと少し怖い気もしますが、ミノキシジル外用薬の使用で頭皮がかゆくなるのは良い傾向です。

ミノキシジル外用薬を使用する場合は頭皮に塗ることになりますが、成分は皮膚から吸収され頭皮の血管を拡張させます。ミノキシジルが育毛や発毛に効果的といわれる理由のひとつが、この血管の拡張による毛母細胞の血流改善なのです。

ただ、血流が良くなると身体に痒みを感じることがあります。

これはしもやけになった後に手足を温めるとかゆくなることと同じで、冷えて血行が悪くなった部分が温まって急に血流が良くなるために生じる症状といわれています。

つまり、血流改善によるかゆみは確かに副作用ではあるものの、身体の機能が正常に戻る過程で起こる「好転反応」の一種といえるでしょう。

参考:

痛い、かゆい…冬場の悩み「しもやけ」対策(2010年12月) 一般財団法人茨城県メディカルセンター

ミノキシジル外用薬でかゆみが出る理由②アレルギー

また、血流改善とは別に考えられるかゆみの原因がアレルギーです。

ミノキシジルそのものには、かゆみを発生させるような成分は含まれておらず、アレルギーの元・アレルゲンとなる可能性も低いといわれています。

ですが、「リアップ」をはじめとしたミノキシジル外用薬に配合されている成分はミノキシジルだけではありません。

外用薬をしっかりと頭皮に浸透させるためにはアルコールやグリセリンなどの溶剤が必要で、こうした成分がアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

「リアップX5」であれば、添加物として配合されているブチレングリコール、ジブチルヒドロキシトルエン、リン酸、エタノールです。

こうした添加物でアレルギーを起こしたことがある方は注意が必要です。これまでに薬や化粧品でかゆみや発疹などのアレルギー症状を起こしたことがある方は、使用前に医師か薬剤師に申し出るようにしてください。

「リアップ」や「スカルプD」を使用してアレルギー症状を起こした場合も使用しないように、と添付文書にはしっかりと記載されています。

ミノキシジルに対してアレルギーがなくても、添加物にアレルギーが起こる可能性があることを覚えておきましょう。

参考:

ミノキシジル外用薬でかゆみが出る理由③使用方法と使用頻度

そして、使用時によく注意しなければならないのが添付文書の用法・用量をしっかりと守ることです。

いくら早く効果を出したいからといって、本来定められた使用量よりも多く塗ることや、使用頻度を増やすことはおすすめできません。

大正製薬「リアップ」シリーズの「よくあるご質問」のページにも、回数や使用量を増やしても育毛効果や発毛効果が上がることはない、と明記されています。

逆に、使用方法や使用頻度を守らずに使用するとかえって副作用が発症しやすくなる、と注意喚起されているのです。

「リアップ」などのミノキシジル外用薬は「第一類医薬品」に分類されていますから、使用時には必ず定められた使用方法を守るようにしましょう。

適切な使用量と使用頻度で継続していくことが最も効果が出やすい使い方です。

参考:

よくあるご質問|「リアップ」シリーズ|大正製薬

ミノキシジル外用薬を使用した副作用でかゆみが出た時の対策

ミノキシジル外用薬の副作用としてかゆみがあることは事実で、8%という低い確率ではあっても発症する可能性はあります

万が一副作用が出てしまった場合、最も大切なのは焦らず正しい方法で対処すること。

ミノキシジル外用薬でかゆみが出る原因は主に3つあると説明しましたが、かゆみの原因がどれかによって対策も異なります。

「リアップ」や「スカルプD」の添付文書では、かゆみが出たらすぐに使用を中止して医師か薬剤師に相談することが勧められています。皮膚科やAGA専門医を受診し、相談しながら対策を考えていきましょう。

そもそもの使用方法や使用頻度に問題がある場合は、適切な使い方をすることが大切です。

参考:

血流改善がかゆみの原因である場合

かゆみの原因が血流改善によるものであれば、しばらく使ってみることで身体が慣れ、症状が緩和するケースがあります。

ただし、かゆくて掻きむしったりするのは厳禁です。引っ掻くと皮膚が刺激されてますますかゆくなりますし、爪で頭皮が傷ついて炎症が起こったり、かさぶたができる可能性もあります。

かゆみが我慢できない時は冷たいタオルなどを使って冷やすと症状が緩和されることがありますが、冷やし過ぎると凍傷になる危険があるので注意が必要です。

アレルギーがかゆみの原因である場合

アレルギーが原因となっているようであれば、使い続けることでさらに悪化してしまう可能性が高いです。

ひじの裏など、皮膚の柔らかい部分にミノキシジル外用薬を数滴塗ってパッチテストを行えば自宅でもアレルギーの有無が確認できます。48時間以上経過しても赤くなる、かゆくなるといった症状が出なければ、アレルギーの可能性は低いです。

逆に、赤くなったりかゆくなったりした場合はすぐに皮膚に塗布したミノキシジル外用薬を洗い流すようにしてください。

ミノキシジル外用薬が体質に合わない時は・・・

もし皮膚科やAGA専門医を受診してミノキシジル外用薬を使い続けることが困難、と診断されたら、無理をして使用を継続することは避けるようにしましょう。

かゆみがあるのに我慢して使い続けていたら、炎症がますます悪化して治療ができなくなってしまうかもしれません。

ミノキシジル外用薬である「リアップX5」などの添付文書を見ると、効果を実感するまでには最低でも4ヶ月は継続使用するように、と書かれています。さらに、育毛・発毛効果を維持するためには継続使用が必要であるとも記載があります。

使用を中止すると効果が失われ、頭皮の状態は徐々に元に戻っていってしまうのです。

どうしても薄毛をなんとかしたい、と悩む方にとって、ミノキシジル外用薬の使用を中断するのはとても勇気が要ることだと思います。

しかし、頭皮の状態を悪化させたのでは薄毛治療は進みませんし、薄毛がますます進行するなど逆効果になる可能性すらあるのです。

ミノキシジル外用薬が身体に合わなくても、育毛剤の中にはミノキシジルが配合されていない製品もあります。

苦渋の決断になるでしょうが、副作用に悩みながら使い続けて状態を悪くするよりも様々な選択肢を検討した方が好転することもありますよ。

ミノキシジルでかゆみがひどい時は「アデノシン」を使ってみよう

ミノキシジルが身体に合わない方におすすめしたいのが、「アデノシン」という成分です。

アデノシンの効果が認められてきたのはつい最近のことですが、2017年に発表された日本皮膚科学会の「AGAガイドライン」では推奨度B(行うよう勧める)とされています。ミノキシジルは推奨度A(行うよう強く勧める)なので、ミノキシジルに次ぐ推奨度ということですね。

2010年のAGAガイドラインでは推奨度がまだ低かったアデノシンですが、3つの論文を検証した結果、有効性を示す十分な根拠がある、と判断されました。

それらの論文の中では、AGA患者に対しての改善効果や、ミノキシジルと同等の有用性が示唆されています。

ミノキシジルが身体に合わない方でも、こうして有効な成分が次々と見つかっているのは非常に嬉しいですよね。

アデノシンは資生堂から販売されている「アデノゲン」などの育毛剤に配合されています。

資生堂によれば、発毛促進因子の産生促進、毛根の成長期延長、血行促進などの効果があるとされており、もともと体内に存在する物質であることから高い安全性があることも記載されています。

アデノシンの効果:

  • ミノキシジルと同等の有用性
  • 発毛促進因子の産生促進
  • 毛根の成長期延長
  • 血行促進

医療は日々進歩していますし、今後さらにアデノシンに関する研究が進み、臨床試験が実施されればアデノシンの推奨度もミノキシジルと同じAに上がる日が来るかもしれません。

また、ミノキシジルやアデノシン以外にもっと有効な成分が見つかる可能性もあります。育毛・発毛の可能性は今後さらに広がっていくでしょう。ひとつの方法がうまくいかなくても、薄毛改善には様々な選択肢があります。

最適な治療方法を見つけるためにも、小さな副作用でも見逃さずにしっかりと対処していくことが大切です。

ミノキシジルM字ハゲ治療症例

[治療内容]ヘアメディカルの発毛治療症例
[治療費用]15000〜32,000円以内(税別)
[副作用]頭皮のかゆみ、性欲減退、肝機能障害などの可能性

 

【ミノキシジル取扱い病院】
 病院名 場所 プロペシア
1ヶ月分料金
ミノキシジル外用
1ヶ月分料金
AGAスキンクリニック 全国 初回4200円 14000円〜
7000円
AGAヘアクリニック 秋葉原 7500円 13000円〜
湘南美容クリニック 全国 初回4200円 5832円〜
6500円
ヘアメディカル 東京・大阪・名古屋・福岡 6500円 約15000円〜
イースト駅前クリニック 全国13院 5950円 5500円〜

※ 価格は変動するため確認はご自身でお願い致します。
※ 全て税込表示。

>ミノキシジルの効果・副作用まとめ<

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