ミノキシジルで髪のボリュームは増えるのか?

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髪のボリュームが気になる鏡を見ている男性

ミノキシジルデビュー前なら髪の量がどれくらい増えるのか気になりますよね?

臨床試験のデータを見ると、総毛髪数で具体的にどれくらいの変化が起きるのかハッキリと知ることができます。

この記事では、ミノキシジルを使用するなら、髪のボリュームがどれくらい増加するのか詳しくお伝えしていきます。

総毛髪数の変化

まずは信頼に足るデータから見ていただきたいと思います。

これは、大正製薬が販売している「リアップX5プラス」で行われた臨床試験の結果です。リアップは日本で最も歴史と実績のあるミノキシジル外用薬なので、それだけ蓄積されたデータも多いのは当然といえますね。

ミノキシジルで発毛効果が実感できるようになるのは毎日の継続使用を前提として最低4ヶ月、一般的には6ヶ月といわれています。リアップの臨床試験では24週間、つまり6ヶ月だけでなく、倍にあたる52週間、1年にわたる長期投与のデータが公開されています。

こちらは「総毛髪数の変化(1㎠当たり)」のグラフです。

総毛髪数の変化(1㎝2当たり) _承認申請時添付データ_

試験概要についてはこのようになっています。

試験の概要:

  • 「リアップX5プラス」の使用開始4週間ごとに毛髪数を確認
  • 使用開始後52週間(1年)まで試験を実施
  • 開始時と同じ場所の毛髪1㎠における毛髪数の変化を確認

髪の毛が生える面積は700㎠ほどといわれており、成人した日本人の平均総毛髪数はおよそ10万本となっています。

試験開始時と比べて1㎠あたり22本の増加が見られたのであれば、15,400本は髪が増えているということですね。15,000本は10万本のうち15%にあたりますから、かなりの増加量であることがわかります。

さらに特筆すべきは、使用開始2ヶ月にあたる8週間から急激に毛髪数が増加していることです。

ミノキシジルの発毛効果が出始めるのは最低4ヶ月の継続使用をした場合、と先ほど説明しましたが、臨床試験ではそれよりも早く毛髪数の増加が起き始めています。

このグラフにあるデータの各週の増加本数を4週間の時点と比較するとこのようになります。

経過週 増加数 4週間時点との比較
4週間(1ヶ月)後 1.4本
8週間(2ヶ月)後 19本 13.5倍
12週間(3ヶ月)後 23.7本 16.9倍
16週間(4ヶ月)後 22.3本 15.9倍
20週間(5ヶ月)後 21.4本 15.2倍
24週間(6ヶ月)後 21.8本 15.5倍
52週間(1年)後 21.6本 15.4倍

こうして見ると、継続使用がいかに大切かがよくわかりますね。

リアップをはじめとしたミノキシジル外用薬には、使ってみたが効果がなかった、という声もよく聞かれます。しかし、そういった結果になってしまうのは6ヶ月間の継続使用ができていなかったケースが多いのです。

頭皮トラブルなどで使用を続けることが困難になった場合、1ヶ月で使用を断念するのはやむを得ません。

しかし、こうして臨床試験のデータとして表れているのですから、継続するほどに安定した毛髪増加が見込めるのは確実です。やはりリアップの添付文書にあるように、「用法・用量を厳守」することが発毛実感への最短コースといえるでしょう。

「リアップX5プラス」の場合は1日2回、1回1mLを脱毛範囲に関係なく塗布するようにと添付文書には記載されています。

また、「使用上の注意」にも以下の記載があります。

毛髪が成長するには時間がかかります。効果がわかるようになるまで少なくとも4ヵ月間、毎日使用してください。本剤の有効性は4ヵ月使用後から認められています。

少なくとも4ヶ月間、毎日の継続使用をすること、と書かれていますね。

ただ、ここで引っかかるのが「本剤の有効性は4ヶ月使用後から認められています」という一文でしょう。先ほどのグラフを見ると、8週間後である2ヶ月使用時点でも髪の増加量は目を見張るものでした。

しかし、総毛髪量の変化と実感には開きがあるのです。

「リアップX5プラス」で行われた臨床試験では、医師の評価と被験者自身の印象も調査されています。

【医師の評価(使用52週)】 _承認申請時添付データ_

長期投与試験 被験者の印象(発毛に対する効果) _承認申請時添付データ_

それぞれ、8週間後と16週間後を比べてみるとこのようになります。

医師の評価 被験者の印象
8週間(2ヶ月)後 著明改善:0%

中等度改善:0%

軽度改善:12.2%

不変:87.8%

著明改善:0%

中等度改善:0%

軽度改善:16.3%

不変:83.7%

16週間(4ヶ月)後 著明改善:0%

中等度改善:10.4%

軽度改善:70.8%

不変:18.8%

著明改善:6.3%

中等度改善:4.2%

軽度改善:60.4%

不変:29.2%

医師と被験者のいずれも8週間の時点では不変、すなわち目で見てわかるような毛髪の成長はなかった、と80%以上の方が判断しています。ですが、16週間になると改善と不変の割合が逆転するのです。

こうしたデータからわかるように、発毛効果が表れ始めていたとしても、目で見て実感できるようになるまでには時間差があることを覚えておきましょう。

参考:

太さ40μm以上の毛髪数の変化

もうひとつ、興味深いデータをご紹介します。

こちらも「リアップX5プラス」の臨床試験結果で、毛髪の本数ではなく太さについてのデータがまとめられています。

太さ40μm以上の毛髪数の変化(1㎠当たり)太さ40μm以上の毛髪数の変化(1㎝2当たり) _承認申請時添付データ_

単位が「μm(マイクロメートル)」となっていてイメージしにくいと思いますが、1μmは0.001mmのことです。40μmならば0.04mmになります。

それに対して、日本人の髪の太さは平均0.08mmといわれています。平均0.08mmなのに臨床試験が半分の太さの0.04mmでは、「データを取るにしてはずいぶん甘いのでは?」と思われるかもしれません。

しかし、平均といっても一律というわけではなく、太い髪もあれば細い髪もあります。普通の髪が0.08mmで、太い髪なら0.15mm、細い髪なら0.05mmほどなのです。つまり、日本人の平均的な髪の太さから見て細めの髪が増えたかどうか、のデータですね。

経過週 増加数 4週間時点との比較
4週間(1ヶ月)後 0.8本
8週間(2ヶ月)後 15.3本 19.1倍
12週間(3ヶ月)後 23.9本 29.8倍
16週間(4ヶ月)後 26.4本 33倍
20週間(5ヶ月)後 26.7本 33.3倍
24週間(6ヶ月)後 25.6本 32倍
52週間(1年)後 25.7本 32.1倍

毛髪の本数のデータとの違いとして、太さの場合は12週間経過後からの方が目立った増加が見られる点が挙げられます。毛髪数の増加と実感できる時期にずれがある理由には、髪が太くなってくる時期が違っていることも考えられるでしょう。

薄毛は髪の総量が減っているだけでなく、1本1本の毛髪が痩せ細ってしまっていることも大きな原因です。生えている髪の本数がまったく同じだったとしても、太い毛が多い人の方が髪の密度が高く、フサフサとした印象を与えやすいですよね。

特に、AGA(男性型脱毛症)は髪の成長サイクルに影響を及ぼします。本来、髪が長く太く育つための「成長期」が極端に短くなる症状なので、毛髪が細くなりやすいのです。

「リアップX5プラス」で毛髪の数だけでなく太さまでカバーできるという試験結果が出ているのは、これから使っていく上で非常に心強いデータといえます。

参考:

ミノキシジルと髪のボリュームまとめ

いかがだったでしょうか?

ミノキシジルを使えば、ほぼ確実に髪のボリュームが出やすくなることがわかったと思います。そのためにはやはり、定められた用法・用量を適切に守り、毎日コツコツと継続することが欠かせません。

正しく使用して薄毛を改善できるよう頑張ってくださいね。

>ミノキシジルの効果・副作用まとめ<

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